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2013-12-23 09:43 | カテゴリ:未分類
 12月20日、鮫川村青生野は7年ぶりの大雪でした。
湿った雪の重みで木が倒れ、車が木と木の間に挟まれて、立ち往生してる。
木がぽりぽりと(音が)してる、(また木が倒れてくるかもしれない、、、)
そんななか1キロ半くらい離れた家まで行って、チェーンソー借りて来て、木を切って、、、そのうち人が集まって来て、、、
本当に死にものぐるいでした。そんな悪天候のなか東京、環境省へ行ってきました。

幸いにも勿来へ来ると雪は雨になり、予定より大幅に到着が遅れましたが、
環境省で記者会見と大臣宛へ抗議文と署名を渡してきました。

 ここに至るまで、先月11月14日、爆発事故後やっと説明会が開かれました。
しかし、その説明会は、焼却炉のある青生野区ではなく、しかも 鮫川村民以外の住民を暴力的に排除したものでした。
私たち青生野の村民はもちろん入れたのですが、説明会の場所が青生野では無かったことから、実は青生野の人も排除したかったのだろうと思わざるえません。
なぜならそれまでの焼却炉関係の説明会は何かと青生野住民対象に行われていたのですから。
爆発して都合が悪くなったとたんに説明会場所は青生野から鮫川村民対象に変わりました。
青生野は村役場がある中心地より遠く離れています。車が無い人は説明会へは行けません。

 そしてその説明会で住民の理解を得たかのように、先日の新聞で工事が再開され、今年度中にも再稼動する方針であることが報道されました。しかし、地元住民は決してこの再稼動を認めていません。
 そもそも、本焼却炉は公文書偽造など違法な手段を弄して建設されたものであり、その根拠もいまだに説明されてません。

鮫川村長へも私たちは何度も中止と説明を求めてきましたが、そのつど私たちの反対に「ではやりません」と答える。
事故後も「ではやりません」と。「やりません」の一点張り。
そういいながらまたやる。それを詰めると、「村には関係無いです」と言う。らちがあきません。

 予定より大幅に遅れて環境省ロビーに到着した時は午後1時近くなってました。
環境省記者クラブでの記者会見は14時30分からです。
慌ただしくお昼もそこそこに会場へ。
(※この記事を福島民報が取り上げてくれました。)

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その後、環境大臣へ面会です。
大臣は面会の時間がとれないと、指定廃棄物対策チームの担当が対応となり、時間30分と言われましたが、私たちの話に大幅に時間を延長して対応してくれました。
しかし、肝心な私たちの疑問には何一つ納得のいく答えは無く残念でした。

担当者は署名を預かると言いましたが、今までのいきさつを考えると、はっきり言って信用できません。
この署名は青生野の人達の思いが詰まったものです。重い重い署名です。
こればかりは、大臣へ直接渡したいと譲れません。

担当者が大臣室へ確認を取って頂きましたが、やはり今日は難しいと言われ、ではせめて秘書官へお願いしたいと、
また聞いて頂きましたが、また後日アポを取ってと言われてしまいました。
それでも大雪の中、死にものぐるいで来て、納得いく回答が無い今、
「そうですか」とあっさり帰るわけにはいきません。
あんな爆発事故が起きても私たちを守ることは何一つ結ばれず、工事はなぜか再開されてしまってるのですから。

直接大臣室まで行ってお願いしてみようと、とにかく行ってみることにしました。

驚くことに大臣室の前にはスーツ姿の何人かの職員が立って待っていました。
名札はポケットへ閉まって見えません。
その人達へ交渉しても反応無く、私たちを中へ入れさせないように集まった人達であることは明らかでした。
私たちが暴力的に入るとでも思ったのでしょうか?後ろには警備員が少しずつ増えていきます。
その後ろには「何事?」と他の部署の人達も何人か、、、エレベーターホールは異様な人だかりになってました。
「まるでこれでは犯罪者扱いみたいじゃないか?我々は犯罪者なの?」と訪ねるHさん。

Kさんは署名を渡すだけだからと交渉を続けます。

環境省側は「ルールーに乗っ取って」と言うばかり、
(ルールに乗っ取ってやってなかったのが、この焼却炉だったと思いますが、、、)

そこへ相談窓口の人がやってきました。
その方が責任を持って預かると言います。
一度は次回に、、、とも思いかけましたが、
しかし、工事は再開されているのです。
命がけで来たのです。もう私たちに次を待つ余裕はないのです。
「今日出したい、、、」との言葉に、
せめて、入れないのなら大臣秘書官がここまで来て受け取って欲しいと頼みこみました。

そこでその相談窓口の方が中に入って聞いてきてくれました。

私たちの気持ちが通じました。
担当秘書官Mさんが出て来てくれました。

その方へ抗議文を読み上げ、署名を手渡しました。
最後に快く握手にも応じてくれました。

署名提出







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最後に共同代表のKさんのことば。
「鮫川村でも、青生野でも、そんなこと言ってはなんだけど都会の人とは違うね。ということは人情味があんです。そんなだから助かるの。
しかしこの問題がまた再稼働したらば、これ分断されちまう。それこそ隣も兄弟も親も反対し合った人らはそういうふうな分断されちまう。
せかっく築いてきた先祖の土地、そして我々が子ども達を育てて、そしてその子ども達が青生野をしょっていく。
鮫川村をしょっていくという考えの立派な若者もいる。
そういうものを駄目にしちゃう。そうすると最後にそういうものを駄目にするのは誰が駄目にするんだ、環境省でしょ」

爆発した焼却炉について
「そう言う技術者だかしろうとだか本職だかわかんないが、そういうの選んだ環境省で、そういう事故が起きたら、村長は環境省の仕事だからわかんないと逃げる、そうすると今度はなんで逃げるかというと最終的の保障、これもちろんあそこへ住めなくなったらば保障は当然だから、我々の税金でやってんだから。
(人が住めなくなって)税金も納めない、となると鮫川村はつぶれる完全に。村長はそれは環境省へおぶさる(気)なのかな?環境省が責任だって言ってんだから。」































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